主任 藤澤 美幸

1.ビジョン

  1. 地方都市型の安曇野市と高齢化率が45%に近い筑北村・麻績村といった過疎地域を訪問エリアとする訪問リハビリテーション安曇野は、利用者とその利用者に関わる全ての人々をサービスの対象として、身体・生活機能のみでなく、日次、週次、月次、年次の単位で利用者と家族の『暮らし』を支えることを目的に「顔の見える連携」を強化して、地域にある社会資源をフル活用した訪問リハビリテーションを実践する。
  2. 地域特性に順応するため移動時間とカルテ業務等の効率・スリム化を行い、利用者・家族への直接的にアプローチできる時間を増やすことで、訪問療法士の負担軽減と遣り甲斐を高め活力ある事業所風土を醸成する。
  3. 自立・自律・自率の3つの自立支援を訪問療法士の役割と認識し、利用者・家族のニーズを追求し、個別性の高い訪問リハビリテーションプランを提案できる人材を育成する。

2.サービス・業務内容

訪問リハビリテーションサービス

  • 訪問看護ステーションひまわり安曇野サテライトや筑北サテライト、会田サテライト、または訪問リハビリテーションセンター安曇野サテライトから、主治医の指示に基づき、利用者様宅を訪問する。
  • 訪問時には、運動療法や動作練習、環境整備等の手段を用い、在宅での生活支援や活動支援、社会参加等、利用者様のニーズに沿った幅広い生活支援を目的とした、リハビリテーションサービスを提供する。
  • 主治医や担当ケアマネジャー、他の関連機関との面談やカンファレンス、報告書・計画書の作成と情報提供等を用いた連携を図る。
  • 訪問リハビリテーション介入にて目標達成し軽快終了となった場合、終了から約1ヶ月後に利用者様宅を訪問、生活機能の評価を行い、今後3ヶ月間の機能維持が可能な状態か判断する(介護給付者のみ)。

訪問リハビリテーションの相談窓口

  • 訪問リハビリテーション利用者以外の方を対象に、訪問リハビリテーションの必要性や住宅改修、ケアプラン策定に対する助言等を行う。

3.体制

【職員体制】

理学療法士 7名  作業療法士 3名(主任 1名)  言語聴覚士 1名

  • 月曜~金曜を営業日とし、安曇野市、生坂村、筑北村、麻績村、松本市四賀地区(※他のエリアは要相談)の利用者様宅を訪問する。
  • 1名の利用者に対し、複数担当制をしいている。

4.実績・年度報告

5.学術等業績

【学会発表】

  • 発表者:小林 巧
    学会名:第18回 日本訪問リハビリテーション協会学術大会in高知2021
    (5月22日~23日)
    演題名:「行動誓約書が自己の解放と一貫性の原理の強化に繋がり自宅入浴が再獲得できた一症例」
  • 発表者:山口 京香
    学会名:第18回 日本訪問リハビリテーション協会学術大会in高知2021
    (5月22日~23日)
    演題名:「行動変容の過程に着目してトイレ排泄自立を目指した症例」

【講師・発表等の実績】

  • 講師:白澤 里美
    研修名:四賀福寿荘職員研修(9月29日)
    テーマ:高齢者の嚥下障害
  • 講師:髙田 勇
    研修名:四賀福寿荘職員研修(11月30日)
    テーマ:拘縮・骨折・介助方法について
  • 発表者:白澤 里美、髙田 勇、鈴木 飛
    研修名:信州訪問リハビリテーションネットワーク中信ブロック勉強会(ウェブ研修)(1月20日)
    テーマ:神経難病支援に関わる情報交換(事例を通して)