リーダー 大竹 弘哲

1.目的

摂食嚥下障害を有する患者に対し、摂食嚥下に係る専門知識を有した多職種から構成されたチーム(以下「摂食嚥下支援チーム」)が介入することで、患者の嚥下機能の回復や、生活の質の向上につなげることを目的とする。

2.実績・年度報告

  1. 病棟に対して、摂食嚥下支援チームの活動を周知する。
    →対象患者の病棟科長へメールを送信し、認定看護師が病棟から情報収集を行いカンファレンスにて情報共有が出来た。
  2. チームによる摂食嚥下機能の回復が見込まれる患者の早期抽出、チーム介入による摂食嚥下機能回復を目指す。
    →リハビリテーション医師より外来患者の相談がありカンファレンスを実施した。
    また、KTバランスチャートを導入し他職種間で問題点を共有できるようになった。

①摂食嚥下支援チームが介入出来た症例:14症例(目標値15症例)
②FOIS改善度

算定期間 平均値 最大値 最小値
患者一人あたりの算定期間(週) 4.75 18 1
FOIS 平均値 最大値 最小値
入院時 1.69 4 1
退院時 3.92 7 1
改善度 2.23 6 0

FOIS平均値が昨年度1.73から今年度2.23(目標値1.8)と改善している。