リーダー 野池 輝匡

1.目的

患者家族の全人的苦痛(身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペイン)の緩和。

2.実績・年度報告

(1)取り組み

患者と家族の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を早期にみきわめ、評価し治療、ケアに取り組んだ。

(2)成果

本年度コンサルテーションは、新規依頼患者数は92例とのべ1785例であった。多くはがん疾患であったが、閉塞性動脈硬化症の疼痛緩和などの非がん患者のコンサルテーションもあった。週1回(月曜日14:00~)のカンファレンスを行って、チーム内での情報共有を目指した。そこではSTAS日本語版により、チーム介入後の有効性、効果を判定し、ケアの方向性を明確にするよう努力した。カンファレンスはコアメンバー主導になりがちなため、事前の情報収集が簡易で実効的なものとなるように、事例に関わる理由、各職種からの問題点と解決方法の提示などが行えるようなこれまでのカルテ記載の形態を踏襲した。

STAS-J評価 249回
減少 49(20%)、不変 210(80%)、増悪 2(0%)、判定不能 0(0%)