統括医長 下条 久志
1.ビジョン
検査科病理検査と協働して病理検査が提供する医療サービスの持続的な質の改善を図るとともに、病理診断が診療に有効に生かされるようカンファレンス等を通して臨床各科とのコミュニケーションに努め、各症例についての病理情報を迅速に臨床に提供する。また、病理検体を適切に管理保管し、診療や教育に役立てる。
2.サービス・業務内容
- 組織診断
- 細胞診断
- 術中迅速診断
- 病理解剖
- 各種免疫染色と評価
- 各種遺伝子検査用病理検体の提供
- 患者紹介用病理組織切片作製・提供
- 多職種合同カンファレンスでの病理情報フィードバックによるチーム医療への参加
- 解剖CPCを通じての研修医をはじめとする医療従事者の教育への貢献
- 病理情報提供による医療従事者への学術活動支援
- 臨床研究、治験における病理検体の提供による協力
- 病理診断に関するコンサルテーション業務
- 悪性症例の代表的ホールスライド画像の院内公開
3.体制
・常勤病理医3名
資格
病理専門医3名、細胞診専門医3名、臨床検査専門医1名、臨床検査管理医1名
サービス提供体制
医師 2名週5日勤務(月~金)、1名週3.5日勤務(月~木)
設備・機器
- ホルマリン換気装置
- マクロ写真撮影装置
- 自動包埋装置
- 自動染色装置
- クリオスタット
- 自動免疫染色装置
- ディスカッション顕微鏡
- 診断用顕微鏡
- 顕微鏡画像撮影装置
- ホールスライド画像作製装置
- ホールスライド画像解析装置
- 病理解剖室、病理解剖用機器一式
4.実績・年度報告
2021年度件数
病理検査 5,324(うち迅速検査 190件 )
細胞診検査 9,123(うち迅速検査 13件 )
病理解剖 6
5.学術・研修
論文
Hanafusa H, Hidaka Y, Yamaguchi T, Shimojo H, Tsukahara T, et al. Heterozygous missense variant in TRPC6 in a boy with rapidly progressive infantile nephrotic syndrome associated with diffuse mesangial sclerosis. Am J Med Genet A. 2021; 185: 2175
学会発表
古畑栞奈, 下条久志, 小倉和幸, 伊丹川裕子, 石橋恵津子, 他. 子宮頸部における悪性黒色腫の一例. 第62回日本臨床細胞学会総会 (2021年6月, 千葉)