統括医長 佐藤 大輔
1.ビジョン
急性期中核病院として期待される医療と包括的脳卒中センターとしての役割を果たすため、遠隔医療を含む高度脳卒中医療提供体制を整備する。
具体的には、遠隔画像診断システムを導入し運用する病院間連携を行う。
そのために、
- 情報システム部と遠隔画像診断システムを選定し、このシステムの運用を継続する。
- このシステムを運用し、新たな導入に向け現在連携している病院との連携会議を実施する。
- 脳神経外科、神経内科、血管内治療科の合同の課題として遠隔画像診断システムの有効かつ高率的な運用を目指す。
2.サービス・業務内容
- 脳血管内治療、脳血管撮影
対象疾患:未破裂・破裂脳動脈瘤、頚動脈狭窄症、症候性頭蓋内動脈狭窄症、急性期脳梗塞、硬膜動静脈瘻、脳動脈奇形、脳腫瘍 - 脳神経外科入院患者の病棟管理、外来診療
対象疾患:くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、頭部外傷、てんかん等
3.体制
統括医長 佐藤 大輔
医師 丸山 拓実(~2021年9月)、 猪俣 裕樹(2021年10月~) 計2名
資格
- 日本脳神経外科学会専門医 1名
- 日本脳血管内治療学会指導医 1名
24時間365日体制での緊急手術対応
予定手術は火・水・木曜の13:30~施行
脳血管撮影はその他に月曜終日、木曜午前、金曜午後にも施行
脳神経外科外来は火・金曜午前、 脳血管内治療専門外来は金曜午後
4.実績・年度報告
2021年 脳血管内治療 総数 68件、脳血管撮影 総数 156件
5.学術等業績
学術論文
- Daisuke Satoh, Akihiro Nishikawa, Kazuo Kitazawa, Shigeaki Kobayashi
Usefulness of Distal Access Catheter in Endovascular Embolization for Spinal Dural Arteriovenous Fistulae in the Mid-Thoracic Segment
Journal of Neuroendovascular Therapy, Volume 15 Issue 4 260-264, 2021 - Daisuke Satoh, Tetsuo Sasaki, Takehiro Yako, Kazuo Kitazawa, Shigeaki Kobayashi
A Case of Dural Arteriovenous Fistula in the Falx with Prominent Falcine Venous Plexus
Journal of Neuroendovascular Therapy, Volume 15 Issue 7 444-448, 2021 - Daisuke Satoh, Tetsuo Sasaki, Takehiro Yako, Kazuo Kitazawa, Shigeaki Kobayashi
A Case of Intraosseous Petrous Bone Arteriovenous Fistula Complicated by Transient Worsening of Ipsilateral Hearing Following Transvenous Coil Embolization
Journal of Neuroendovascular Therapy, Volume 16 Issue 1 26-32, 2022
学会発表
- 佐藤大輔、丸山拓実、八子武裕: 前脈絡叢動脈からの術前塞栓時にDeFrictor+TACTICSのcoaxial systemが有用だった脳室内髄膜腫の1例. 脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2021 神戸 6.24-26,2021
- 佐藤大輔、猪俣裕樹: CEAに合併した遠位塞栓症に対して、術当日に血栓回収療法を施行した1例. NPO法人第37回日本脳神経血管内治療学会学術総会 福岡 11.25-27, 2021