統括医長　橋本 隆男

１．ビジョン

  • 長野県脳神経内科診療の中核となるとともに日本で一流の脳神経内科として認められる。
  • 神経救急患者を中信地区の外からも広く受け入れる。
  • 相澤東病院と相澤病院において神経疾患の救急患者、慢性患者を適切に診療する。
  • 脳神経内科研修医師、勤務医師の増員。

２．サービス・業務内容

脳神経内科における臨床業務

  • 外来、病棟での患者診察、検査、治療
  • セカンドオピニオン対応
  • 相澤病院内の神経疾患に対するコンサルテーション受付
  • 臨床研究、治験の実施
  • 神経疾患教育業務

地域での講演会での講演。
相澤病院健康お役立ち講座にて、神経疾患の知識を市民に提供する
学会発表、論文発表

３．体制

  • 外来診療 平日（月～金、午前または午後）
  • もの忘れ専門外来（第1,2,3,4週月曜日午後）
  • 入院患者管理 平日（月～金）9:00～17：40

主な疾患は

  • 脳炎、髄膜炎、脊髄炎
  • 脳卒中
  • てんかん
  • 多発神経炎、ニューロパチー
  • 筋炎、重症筋無力症
  • パーキンソン病
  • 認知症，アルツハイマー病
  • 脳腫瘍
  • 膠原病性神経疾患　など

特殊治療

  • 定位脳手術（脳神経外科と共同）
    対象：パーキンソン病，振戦，ジストニア，舞踏病
  • ガンマナイフ（ガンマナイフセンターと共同）
    対象：振戦
  • ボツリヌス毒素局注療法
    対象：眼瞼けいれん、半側顔面けいれん、痙性斜頚，上肢下肢痙縮、痙攣性発声障害

概要・スタッフ構成

2004年4月より神経内科が開設され、2005年6月より常勤2名体制となったが，2007年4月1日より常勤1名となった。2009年4月より佐藤宏匡専門研修医が加わり再び2名体制となった． 2011年4月より道傳　整専門研修医が常勤に加わった．同時期から佐藤宏匡医師が国立精神・神経医療研究センターに1年間の予定で研修出向．2012年4月より相澤病院内勤務に戻った．2015年柿澤昌希医師が専門研修医として加わった。2017年道傳　整医師、2020年磯部　隆医師が退職した。2018年に神経内科から脳神経内科へ名称が変更となった2020年佐藤宏匡医師が退職し蛯谷雅弘医師が医長として加わり2022年退職。2022年12月柿澤医師が脳神経内科医長となった。2022年4月谷村　純医師が脳神経内科専攻研修を開始した。

スタッフ構成

統括医長　橋本隆男　1982年信州大学医学部卒

  • 日本内科学会専門医・指導医
  • 日本神経学会専門医・指導医
  • 日本臨床神経生理学会指導医・名誉会員
  • 日本認知症学会専門医・指導医
  • 日本てんかん学会委員会委員

医長　柿澤昌希　2013年　山口大学医学部卒

  • 日本内科学会専門医
  • 日本神経学会専門医

2015年　相澤病院卒後臨床研修終了
2015年より相澤病院脳神経内科
2016年国立精神・神経医療研究センターへ国内留学

医師　谷村　純　2019年金沢大学医学部卒業
2021年　相澤病院卒後臨床研修終了・内科専攻研修開始
2022年　脳神経内科専攻研修開始

パート医師　笹原悦子　1998年富山大学医学部卒
・神経内科専門医

４．実績・年度報告

相澤病院

新入院患者数

外来患者数

外来患者数（初診）

外来患者数(再来）

相澤東病院（外来のみ）

５．学術等業績

1.原著

英文

  • Hashimoto T, Sato H, Nakajo T, Oguchi K. Cyclic seizures with automatism occurring during non-convulsive status epilepticus with hyponatoremia. Epi Seizure 2021; 13: 56-62
  • Tanimura J, Sato H, Ebitani M, Hashimoto T. Upward gaze palsy and convergence insufficiency as a rare presentation of primary intraventricular haemorrhage. BMJ Case Rep 2021;14:e241340.
  • Koizumi K, Sato H, Ebitani M, Kaneko K, Oguchi K, Hashimoto T. Acute cerebral microbleeds at the edge of lacunar strokes: cause or result. Neuroradiol J 2022;35:408-411.
  • Yako T, Kitazawa K, Kobayashi S, Yomo S, Sato H, Jhonson LA, Vitek JL, Hashimoto T. Role of microelectrode recording in deep brain stimulation of the pedunculopontine nucleus: a physiological study of two cases. Neuromodulation2022;25:925-934.
  • Aoki Y, Hashimoto T. Paramedian midbrain infarction presenting with bilateral ptosis and unilateral median longitudinal fasciculus syndrome: a peculiar midbrainii syndrome. Case Rep Neurol 2022;14:197-201.
2.学会発表

一般演題
国内学会

  • 窪田　沢、橋本隆男、山本智清、相澤　徹.　引きこもりによる低Ca血症を併発したビタミンB12欠乏性多発ニューロパチーの49再男性例．第33回Nagano Neurology Conference、2022年、松本市．
3.講演

国内学会・研究会

  • 橋本隆男. ジストニアのDBS治療．第32回Nagano Neurology Conference、2021年、松本市．

国際学会座長

  • Hashimoto T. 13th Asian & Oceanian Epilepsy Congress, AOEC-AOCM Friendship Symposium, Movement disorders versus seizures: how to differentiate? 2021, Web.