センター長 荒屋 正幸
1.ビジョン
- 新規技術(スキャニング呼吸同期照射法、スキャニングコリメータ照射法)の導入により、治療適応の拡大とコスト削減により収益増加を図る。
- 作業手順の見直しにより作業の効率化を図り、治療品質を保持しつつ治療患者数を増やす。
- 国際課と協働してインバウンド患者を増加させ、陽子線治療件数の増加を図る。
2.サービス・業務内容
- 最大230MeV(70~230MeVの範囲で段階的に可変)の陽子線を利用し、悪性腫瘍に対して放射線治療を行う。
保険診療:小児腫瘍、前立腺癌、頭頸部悪性腫瘍、骨軟部腫瘍 (除外規定あり)
先進医療:社団法人日本放射線腫瘍学会が定める疾患・病態で、先進医療に適する全身状態
自由診療:上記以外で、陽子線治療に医学的意義があるもの - 全例においてX線撮影装置により骨照合を行い、部位に応じて画像誘導下にて位置を更に調整した後に陽子線を照射する。
- 呼吸性移動の大きな臓器においては、呼吸同期/呼吸停止下に陽子線を照射する。
- ブロードビーム法に加え、スキャニング法により高精度な陽子線治療を行う。
3.体制
常勤医師3名(うち1名兼務)、非常勤医師(山梨大学医師:週1回、随時)常勤医学物理士2名、非常勤医学物理士1名、診療放射線技師5名、看護師2名、事務員2名、加速器運転員3名(外部委託)
資格
日本医学放射線学会/日本放射線腫瘍学会 放射線治療専門医 3名
日本医学放射線学会/日本放射線腫瘍学会 研修指導者 1名
がん治療認定医機構 がん治療認定医 2名
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 1名
日本医学物理士認定機構 医学物理士 2名
日本放射線治療品質管理機構 放射線治療品質管理士 3名
日本放射線治療専門放射線技師認定機構 放射線治療専門放射線技師 2名
4.実績・年度報告
新患数
2021年度:160 (セカンドオピニオン29含む)
治療人数
2021年度:116
中枢神経系腫瘍:1, 頭頚部腫瘍:8, 肺・縦隔腫瘍:0, 消化管腫瘍: 5, 肝胆膵腫瘍:12,泌尿器科腫瘍:72, 婦人科腫瘍:0, 骨軟部腫瘍:6, 転移性腫瘍:2, 小児腫瘍:10, その他(複数部位など):0