リーダー 櫻田 浩

1.目的

患者の人としての尊厳を守り、ADLの維持・増進をもたらし、早期退院・廃用性症候群の予防につなげると共に、尿道留置カテーテルを一日でも早く抜去し、尿路感染を防止するとともに排尿自立の方向に導く。

2.実績・年度報告

全病棟に入院している患者で膀胱留置カテーテル抜去後に、尿失禁・尿閉などの下部尿路機能障害の症状を有する患者に対し介入を行った。2021年4月から2022年3月までの間に119人(男性69名、女性53名)31歳から97歳までの患者に対し述べ145件介入した。担当医、病棟看護師より介入依頼があった患者に対して、毎週月曜日に排尿ケアチームのメンバーが集まり、カンファレンス、ラウンドを行った。病棟看護師と共同して、排尿自立に向けた包括的排尿ケアの計画を策定し実施した。現在、リリアムを病院内に8台設置している。