リーダー 鈴木 智裕

1.目的

心肺蘇生が必要な緊急事態が発生した際、コードブルーチームが速やかに現場に赴き、必要な処置が適切に実施できるようにする。

2.実績・年度報告

1)コードブルー対応実績

  1. コードブルー発生数:18件
  2. 急変の種類
    • 意識レベルの低下:6件(33%)
    • 呼吸停止:3件(17%)
    • 心停止:9件(50%)
  3. AED使用件数
    • AED使用件数:5件(28%)
    • ショック実施件数:1件(6%)
  4. 予後
    • 自己心拍再開率:50%
    • 意識回復率:39%
    • 24時間以内の死亡率:45%

2)活動目標の結果

  1. AED付除細動器の取り扱いについての取り組みについては整形外科病棟から希望があったため実施した。今後、病棟指導者への再確認を行い、病棟内で指導できるように関わっていく。循環器病棟は一昨年3回に渡って指導したため、病棟教育係がスタッフに指導できるまでになっており、適宜勉強会を実施している。
  2. コードブルー発生後の症例振り返りは内科病棟で希望していたが、新型コロナの影響で実施できなかったため、感染が落ち着いてきた所で実施していきたい。
  3. RRTメンバーがコードブルー症例についても検討をしているため、引き続き継続していく。症例を検討するなかで、何らかの徴候を見落とした事による急変症例はなく、事前にRRTが介入している事により急変への移行が予防できていると思われる。