統括医長 八子 武裕
１．ビジョン
急性期中核病院として期待される医療と包括的脳卒中センターとしての役割を果たすため、遠隔医療を含む高度脳卒中医療提供体制を整備する。具体的には、遠隔画像診断システムを導入し運用する病院間連携を行う。
そのために、
- 情報システム部と遠隔画像診断システムの運用を継続する。
- このシステムを運用し、新たな導入に向け現在連携している病院との連携会議を実施する。
- 脳神経外科、脳神経内科、血管内治療センターの合同の課題として遠隔画像診断システムの有効かつ高率的な運用を目指す。
２．サービス・業務内容
地域における脳神経外科的外科治療の提供を行う。
対象範囲
神経救急疾患：脳卒中、神経外傷、脳腫瘍
脳腫瘍、水頭症、奇形性疾患、脳血管異常
具体的業務
- 外来／救急外来における神経機能障害患者の診察・評価
- 外科治療を必要とする疾患の診断
- 外科治療の必要性判断
- 外科治療の実施＝手術施行
- 術後管理、病棟での診療管理
- 回復期リハビリテーション必要者への移行手続き、多職種カンファレンス
- 脳神経外科診療に必要な機器の管理：手術機器、手術支援機器、治療機器
- 脳神経外科診療に関する教育：医師、初期研修医、医師以外スタッフ
３．体制
北澤和夫：脳卒中・脳神経センター長
八子武裕：脳神経外科統括医長
渡邊 元：脳神経外科医師
小林茂昭：脳卒中・脳神経センター名誉センター長
４．実績・年度報告
2021年度手術件数分野別実績
５．学術等業績
学術論文
Inomata Y, Hanaoka Y, Koyama JI, Suzuki Y, Fujii Y, Ogiwara T, Horiuchi T: Endovascular Revascularization witha Scoring Balloon for Carotid In-Stent Restenosis : Case Report and Literature Review. Clin Neuroradiol 3 1 (4): 1199-1204, 2021
Takehiro Yako, Kazuo Kitazawa, Shigeaki Kobayashi, Shoji Yomo, Hiromasa Sato, Luke A. Johnson, Jerrold L. Vitek, Takao Hashimoto：Role of Microelectrode Recording in Deep Brain Stimulation of the Pedunculopontine Nucleus: A Physiological Study of Two Cases. Neuromodulation Technology Neural Interface (2021) doi:10.1111/ner.13479.
学会発表
猪俣裕樹、花岡吉亀、堀内哲吉:Coneurrence of putaminal hemorthage and corona radiata infarction at the same lenticulostriate artery territory: an extremely rare case report. 第80回日本脳神経外科学会学術総会 横浜 10.27、2021
猪俣裕樹、花岡吉亀、小山淳一、堀内哲吉：Left transradial access using a radial-specific neurointerventional guiding sheath for coil embolization of anterior communicating aneurysm associated with the aberrant right subelavian artery: A case report and literature review. 第37回日本脳神経血管内治療学会学術集会 福岡 11.25，2021
丸山拓実、鈴木陽太、金谷康平、堀内哲吉：くも膜下出血を生じた破裂解離性前脈絡叢動脈瘤に対し開頭術による母血管閉塞を行った 1 例. 第80回日本脳神経外科学会学術総会 横浜(web)10.27-30,2021
丸山拓実、猪俣裕樹、佐藤大輔、八子武裕、四方聖二、伊東清志、北澤和夫、小林茂昭：”A Case of dural arteriovenous fistula (dAVF) in the craniocervical junction presenting with Foix-Alajouanine syndrome: Diagnosis and treatment” 第129回信州脳神経外科集談会 長野（web) 12.4,2021
