リーダー 上條 泰弘
目的
「抗菌薬の適正使用」はその効果を十分に発揮すると共に、過剰使用による耐性菌の発生を抑制することができる。
活動目的は、当院における抗菌薬管理プログラムの作成とその運用、介入、またモニタリングによるプログラムの有効性の測定を推進する事とする。
構成
リーダー | 上條 泰弘 | 薬剤師 | 薬剤センター (感染対策室兼務) |
サブリーダー | 藤元 瞳 | 医師 | 消化器病センター 消化器内科 |
マネージャー | 伊藤 隆哉 | 薬剤師 | 薬剤センター |
メンバー | 吉福 清二郎 新田 彰一 瀬戸山久幸 村山 未来 吉田 健人 |
医師 看護師 看護師 臨床検査技師 薬剤師 |
外科センター 感染対策室 3A病棟 臨床検査センター検査科 薬剤センター |
活動内容・実績
(1)活動実績
- AST会議(1回/月)
- 抗菌薬使用評価(医師と薬剤師が共同して処方見直しを実施)2020年度 医師61%、薬剤師80%
- 手術パスのバリアンス評価(毎月実施)
- 外来処方の監査(1回/2週)
- 院内採用抗菌薬の見直し(1剤採用削除)
- 職員教育(e-learningの実施)
(医師対象)
第1回「黄色ブドウ球菌菌血症の治療バンドルのご紹介」
受講率82.7%
第2回「インフルエンザによる異常行動の注意喚起の説明について、
Clostridioides difficile感染症使用指針の改定の要点」
受講率91.4%
(看護師、臨床検査技師、薬剤師対象)
第1回「黄色ブドウ球菌菌血症の治療バンドルのご紹介」
受講率97.1%
第2回「入院患者への抗インフルエンザ薬の選択、Clostridioides difficile感染症使用指針の改定の要点」
受講率99.1%
- 職員教育(院内勉強会の開催)
第1回 講師:上條泰弘(薬剤師)
-
- 感染症診療の流れ
- Empric therapyとDefinitive therapyとは?
- 抗菌薬の選択時に考慮すべき要素
- 抗菌薬の紹介(β-ラクタム系)
- 症例提示2例
第2回 講師:村山未来(臨床検査技師)
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- 一般般細菌検査について
- 塗抹鏡検検査
- 培養
- 同定検査
- 薬剤感受性検査
- 細菌検査結果の見方
- 症例提示
第3回 講師:吉田健人(薬剤師)
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- 「Clostridioides difficile感染症について」
- Clostridioides difficile感染症における薬剤使用指針の改訂、周知
(2)問合せ、提案実績(専従者のみ)
2020年度 問合せ件数:179件 提案件数:82件 提案承認率:92%
(3)学会報告
【論文】
セファゾリン注供給停止に伴う手術部位感染率,医療施設発症Clostridioides difficile感染症発生割合への影響.日本病院薬剤師会雑誌.第57巻 1号(2021年1月号)
上條泰弘1,伊藤隆哉1,鬼窪利英1,山﨑 宏2
相澤病院薬剤センター1,整形外科2