整形外科リハセンター

科長　小林勇矢

• 質の高いリハビリテーションとペーパーワークの最小化により双方向的なコミュニケーションが取れるチーム医療を構築し、日常生活活動の早期自立を実現する。
• 外傷・障がいに対し、質の高い保存的治療、外科的治療後のリハビリテーションを効率的・継続的に提供する。
• 後遺障がいを最小限に留めるよう身体機能の改善を図ると共に、得られた知見や経験をリハセラピスト部門として共有し、患者に対して発症・受傷・再発予防を行う。
• 地域住民が安心した生活を送れるように生活の質を重視した在宅生活を支援する。
• 「患者に選ばれる病院」や「療法士確保」を実現するために、診療実績や学術業績を広報する。

• 整形外科疾患へのリハビリテーション
• 入院患者に対する術前・術後のリハビリテーションを実施する。
• 術前は廃用症候群予防、合併症の予防を目的としたベッドサイドでのリハビリテーションを実施する。
• 術後は機能障害の改善、廃用症候群の予防、および日常生活活動の向上のために、急性期から集中的にリハビリテーションを行なう。

• 上肢の外傷や変性疾患患者におけるハンドセラピィをおこなう。日常生活活動で「使える手」となるリハビリテーションを提供する。担当医指示のもと自助具やスプリントを作成し、日常生活活動の改善を図る。

2021年3月時点

1. 資格名：理学療法士　16名
2. 資格名：作業療法士　10名
3. 呼吸療法認定士　1名
4. がんのリハビリテーション研修修了　理学療法士　1名　作業療法士　2名
5. 精密知覚機能検査に関する研修修了　3名
6. 日本骨粗鬆症学会　骨粗鬆症マネージャー　1名
7. 認定理学療法士（運動器・脊髄障害）　1名
8. 認定作業療法士　1名
9. 臨床実習指導者研修終了　理学療法士3名　作業療法士2名
10. 認知症ケア専門士　1名
11. 福祉住環境コーディネーター　2級　2名
12. 地域包括ケア推進リーダー　1名
13. 介護予防推進リーダー　1名
14. フレイル対策推進マネージャー　1名

主要設備：リハビリテーションセンター、4Bリハビリ室

主要機器：治療用ベッド、超音波治療器、低周波治療器、スプリント機器
エルゴメーター、Semmes　Weinstein Monofilament　set

期間2020年4月から2021年3月

• 高橋祐司，橈骨遠位端骨折における術後の疼痛は治療成績を予測する．第32回日本ハンドセラピィ学会，2020年6月28日～29日，新潟（web）．
• 富井啓太，橈骨遠位端骨折術後におけるリハ介入期間に影響を及ぼす早期因子について．第32回日本ハンドセラピィ学会，2020年6月28日～29日，新潟（web）．
• 櫻井利康，橈骨遠位端骨折術後の手の腫れは治療成績と関連する．第32回日本ハンドセラピィ学会，2020年6月28日～29日，新潟（web）．
• 櫻井利康，橈骨遠位端骨折術後におけるPRWEの困難度と識別力．第32回日本ハンドセラピィ学会，2020年6月28日～29日，新潟（web）．
• 小林勇矢，高齢者の橈骨遠位端骨折術後患者における受傷前の機能低下の特性について．第54回日本作業療法学会，2020年9月25日～27日，新潟（web）．
• 高橋祐司，外傷性長母指伸筋・総指伸筋損傷に腱移行術を行った症例に対する復職に向けた装具療法の一例．第54回日本作業療法学会，2020年9月25日～27日，新潟（web）．
• 高橋祐司，橈骨遠位端骨折保存治療における母指の関節可動域は治療成績と関連する．第4回日本リハビリテーション医学会秋期学術集会，2020年11月20日～22日，神戸（web）．
• 櫻井利康，橈骨遠位端骨折における術後の腫脹悪化因子．第4回日本リハビリテーション医学会秋期学術集会，2020年11月20日～22日，神戸（web）．

• 櫻井利康，橈骨遠位端骨折術後の自主練習量と治療成績の関連　自主練習プログラムの有効性．作業療法39巻（5）：568-578，2020．
• 近藤さやか，人工骨頭置換術後の脱臼肢位の理解に必要な認知機能のcut off値とは？．　相澤病院医学雑誌第18巻：5-7，2020．
• 奥原健史，重度認知機能低下した大腿骨近位部骨折患者における自宅復帰に必要な家族介護力．相澤病院医学雑誌第18巻：9-11，2020．
• 鳥山貴大，脊髄損傷第3腰髄不全対麻痺１症例にロボットスーツHALを使用した経験．相澤病院医学雑誌第18巻：47-50，2020．
• 櫻井利康，橈骨遠位端骨折におけるMHQ(Michigan Hand Outcomes Questionnaire)の併存的妥当性．日手会誌36巻（6）：1086，2020．
• 櫻井利康，橈骨遠位端骨折術後におけるPatient-Rated Wrist Evaluationの困難度と識別力．日ハ会誌13巻（1）：25-31，2021．

• 鳥山貴大，第18回日本神経理学療法学会学術大会座長．2020年11月28日29日，Web．