科長 青木啓成
ビジョン
- 県内外をリードするスポーツリハとして急性期から慢性期の運動時痛に対して均一で的確な治療を効率的に実施する。*1
- JAMSと連携し、スポーツ選手・愛好家・健康志向層を対象とした予防医療サービスを提供する。
- 地域(行政・企業など)、JAMS、専門チームの連携を強化し、長野県内において競技に特化した予防・教育(専門特化サービス*2) を実践する。
*1的確な治療:軟部組織治療スキル・臨床推論スキル・コミュニケーションスキル
*2専門特化サービス:野球・陸上・バスケ・サッカー冬季競技を中心に専門チームが提供する予防から教育を含む一貫したサービス
サービス内容
1)保険診療業務
- 整形外科外来では、骨折などの整形外科疾患の保存療法や術後患者の退院後のフォローアップを目的に日常生活の向上と機能障害の改善をはかる(2020年9月より整形外科外来業務は整形リハ科へ移行)
- スポーツ外来では、成長期のスポーツ障害患者を中心にした運動時痛や機能障害の改善を図り、その後の障害再発予を行なう。また、膝、足関節靱帯損傷や半月板、軟骨損傷などスポーツ関連の疾患に対する手術前後でのリハビリテーションを提供する。
2)保険外診療業務
- 院外業務として、高校・チーム・企業と契約して保険外業務を実施している。院外業務の内容は、メディカルチェック、メディカルチェック後のフォローアップ、定期的運動指導ならびにトレーニング指導、チームサポートである。また、映像・レース分析、運動器ドック、相澤フィットネス(中高齢者の集団運動指導)、などを実施する。(保険外診療業務は2020年9月より相澤健康スポーツ医科学センターへ移行)
構成・提供体制
1)保険診療業務
2020年4~8月までのスタッフ数
スポーツリハ科 理学療法士(PT) 14名
内訳;運動器外来専属 PT 5名、スポーツ外来専属 PT 9名
2020年9月~2021年3月までのスタッフ数:PT7名
*PT7名は相澤健康スポーツ医科学センターを兼務
2) 保険外診療業務
提供内容
- メディカルチェック・フォローアップ指導
院外の契約チーム等と調整し、スポーツ外来専属PTが担当する。 - 理学療法士によるコンディショニング
スポーツ外来PTが身体機能をチェックし、障害予防のための運動指導を行う。 - トレーニング指導
専属のトレーニング指導者が院外中心に契約校・施設にて実施する。 - 運動器ドック 不定期完全予約制にて実施
スポーツ障害予防治療科医師の診察後、スポーツ外来PTが運動指導を行う。 - 相澤フィットネス 毎週火・木・金曜10:30-12:30、土曜日 10:00~12:00
PT1~2名が運動指導を行う。松本地区、塩尻地区にて実施。
設備・機器
治療ベッド、超音波治療器、低周波治療器、ポータブルベッド、トレーニング機器
実績
1)保険診療業務
主要項目 | 2019年度(2019.4~2020.3) | 2020年度(2020.4~2020.8) |
2020年度年(2020.9~2021.3) |
外来総単位数(月平均) スポーツ外来(単位) 運動器外来(単位) |
2670 1298 1357 |
2360 991 1369 |
1165 ― ― |
2)保険外診療業務
主要項目 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 |
保険外診療(月平均)(円) | 1,222,220 | 1,685,634 | 1,293,525 |
学会・講演・執筆
学会発表
- 岩谷友倫、野球肘の治療成績から当センターの現状を見直す、
2020/7/26、第49回長野県理学療法学術大会、オンライン開催 - 杉山俊樹、成長期サッカー選手における年代間での障害と基本動作の特徴、2020/11/4-11/30、第31回日本臨床スポーツ医学会、オンライン開催
執筆
- 織田薫、鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼に対する理学療法診断の進め方、理学療法 38(1)、2021年1月28日発