センター長 鬼窪 利英

ビジョン

職員一人一人がやりがいや成長を感じられ、お互いを尊重し、顧客(患者・病院・地域)から必要とされる薬剤センターとなる。

  • ムリムダムラを省く文化をつくる
  • 業務工程、内容の見直しを継続的に行い、職員個々の生産性を上げられる文化をつくる。
  • プレアボイドの推進
  • 医薬品の適正使用推進と患者の安全管理に努める。
  • 薬物療法における患者の不利益(副作用、相互作用、治療効果不十分など)を回避・軽減する。
  • リスク回避により、経済的損失の回避を図る。
  • 適切な薬物療法の充実
  • 薬剤管理指導を始め病棟薬剤業務を積極的に行い、適切な薬物療法の提供と病院経営に貢献する。
  • 薬剤師外来を展開し、患者満足度の向上や予想される加算の対応に努める。
  • チーム医療に積極的に参加し、薬物療法においてリーダーシップを発揮する。
  • PBPMを積極的に展開し、効率的な薬物療法へ繋げる。
  • ガイド付き医薬品集を作成し、エビデンス・コストに基づいた医薬品の適正使用を図る。
  • やりがいと成長の実感ができる環境整備
  • スタッフがお互い切磋琢磨し、成長し合える教育プランを作る。
  • 薬剤師、事務員ともにそれぞれの専門性を活かせるように職能を磨き、患者・病院・地域に適切な医療を提供する。

構成

20201157-1
資格
日本医療薬学専門薬剤師 3名
日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師 2名
日本臨床腫瘍薬学会外来がん治療認定薬剤師 1名
日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師 1名
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師 2名
日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師 1名
日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師 4名
日本糖尿病療養指導士 6名
NST専門療法士 2名
日本骨粗鬆症学会骨粗鬆症マネージャー 1名
公認スポーツファーマシスト 1名
がん治療学会認定データマネージャー 1名
認定実務実習指導薬剤師 3名
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 1名
日本臨床試験学会 GCPパスポート 1名
日本癌治療学会 データマネージャー 1名

サービス内容

<調剤室>

  • 医師処方オーダーをもとに外来・入院の調剤業務。定められた規程・手順に沿って、処方内容監査、疑義照会、調剤、調剤監査
  • 入院受付にて予約入院患者の常用薬の情報収集と手術前中止薬・継続薬の患者への説明
  • 常用薬の情報収集と医師への情報提供、処方提案
  • 院外調剤薬局からの疑義照会窓口
  • お薬相談室にて患者からの薬の相談及び薬剤説明
  • 外来院内処方の患者への薬剤説明

<医薬品管理室>

  • 24時間365日体制の医薬品の発注、検品。
  • 救急カート内医薬品管理(定期点検、随時点検)。
  • 定数カート内薬品の点検・補充。
  • 市販後調査受託審査委員会 事務局

<注射室>

  • 翌日分の注射処方オーダーの処方内容鑑査・疑義照会・監査をして個人セット。
  • 24時間365日、薬剤師又は事務員が常駐し、伝票に基づく注射薬払い出し業務。
  • 入院及び外来の臨時注射オーダーの処方内容監査。

<製剤室>

  • 院内製剤の調製。
  • 翌日分の注射オーダーに基づいた高カロリー輸液の調製。
  • 24時間365日体制で高濃度電解質の調製。
  • 院内製造されたFDGの品質検定。

<医薬品情報管理室>

  • 医薬品情報の収集・提供
  • 新薬・適正使用に関する情報の収集、提供
  • 院内副作用情報の収集、PMDAへの報告
  • 薬剤適正使用検討委員会事務局
  • 新規採用申請薬剤の評価、プレゼンテーション
  • 院内採用薬剤の見直し(採用後再評価、年1回使用量からの見直し、後発医薬品への切り替え)
  • 医薬品の適正使用にむけた取り組みの立案、検討
  • 医薬品情報管理室と病棟薬剤業務室による定期(月1回)カンファレンス
  • 医薬品マスタ管理
  • 採用薬品のデータベース管理
  • 薬剤情報提供書の管理
  • 日報の作成
  • 医療機器安全管理委員会参加

<病棟薬剤業務室・化学療法室>

  • 薬剤管理指導業務(主に投薬後における患者に対する業務)
  • 薬歴の確認
  • 処方内容の確認
  • ハイリスク薬・麻薬等への対応
  • 患者等への説明と指導等
  • 退院時指導
  • 病棟薬剤業務
  • 医薬品の投薬・注射状況の把握
  • 医薬品の医薬品安全性情報等の把握及び周知並びに医療従事者からの相談応需
  • 入院時の持参薬の確認及び服薬計画の提案
  • 2種以上の薬剤を同時に投与する場合における投与前の相互作用の確認
  • 患者等に対するハイリスク薬等に係る投与前の詳細な説明
  • 薬剤の投与にあたり、流量又は投与量の計算等の実施
  • 抗がん薬等の適切な無菌調製

<抗菌薬適正使用支援室>

  • 抗菌薬安定供給のための管理
  • 抗菌薬の適正使用ため、抗菌薬使用のモニタリング、提案。

実績

調剤業務
2020年度
外来処方箋(院内) 12,941枚
外来処方箋(院外) 61,991枚
入院処方箋 108,126枚
注射業務
2020年度
注射処方箋枚数 72,482枚
高カロリー輸液調整件数 725枚
製剤業務

2020年度 院内製剤調製実績

  • 3%亜硝酸ナトリウム水溶液   10本
  • 50%塩化第二鉄水溶液    3本
  • グラムルゴール(100ml/本)   80本
  • 4%酢酸液    8本
  • サリチル酸亜鉛華デンプン    3個
  • ブリリアントブルーG(5ml/本)  150本
  • 滅菌ピオクタニン液2%(5ml/本)   80本
  • 滅菌墨汁  120本
  • レバミピド含嗽液(無局麻)  180本
  • レバミピド含嗽液(有局麻)   60本
  • 鼓膜麻酔液    1本
  • 6倍希釈PA・ヨード点眼・洗眼液   90本
  • リン酸水素二カリウム40%水溶液       4本
  • その他(吸入薬の希釈、消毒薬の希釈等) 2,150本
院内製造されたFDGの品質検定業務

2020年度 FDG検定実績:230回/年

指導管理業務
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
薬剤管理指導1 3,945件 4,991件 7,649件 7,388件 6,611件
薬剤管理指導2 7,344件 7,390件 9,787件 8,604件 7,077件
退院時薬剤情報管理指導 6,526件 7,053件 6,835件 6,600件 6,135件
病棟薬剤業務実施加算1 27,193件 27,868件 28,759件 27,811件 28,386件
退院時薬剤情報連携加算 169件
病棟薬剤業務実施加算2 5,337件 5,592件 5,336件 5,070件 5,267件
薬剤情報提供 17,774件 16,788件 158,07件
がん患者指導管理料ハ 183件 217件 252件 266件 356件

設備・機器

自動錠剤分包機 1台
自動散薬分包機 1台
自動錠剤半切機 1台
クリーンベンチ 2台
高圧蒸気滅菌器 1台
安全キャビネット 2台

学術・研究

認定研修施設
  • 日本医療薬学会 薬物療法専門薬剤師研修施設
  • 日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修認定病院
  • 日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修施設
大会長
  • 鬼窪利英 2021/3/12 日本医療マネジメント学会長野県支部薬剤師分科会講演会
学会発表
  • 藤井芳範 2020/10/9-10/11 第22回日本骨粗鬆症学会
    「看護師対象の骨粗鬆症治療薬アレンドロン酸に関する講習及びアンケートによる実態調査」
  • 中村久美 2020/10/24 第58回日本癌治療学会学術集会
    「自施設のがん関連血栓症調査から見えたこと」
  • 中村久美 2020/10/24-11/6 第30回日本医療薬学会年会
    「がん医療における薬薬連携の情報共有基盤づくりへの取り組み」
  • 細川理博 2020/10/31-11/1  日本病院薬剤師会関東ブロック第50回学術大会
    「慈泉会認知症カフェチームについて~薬剤師の取り組み~」
論文発表
  • 鬼窪利英
    地域で支えるがん患者ケアを目指した薬・薬連携の構築
    病院経営管理士会会誌 26(12): 88-93, 2020
  • 上條泰弘, 伊藤隆哉, 鬼窪利英, 山崎宏
    セファゾリン注供給停止に伴う手術部位感染率, 医療施設発症Clostridioides difficile感染症発生割合への影響
    日本病院薬剤師会雑誌 57(1): 58-62, 2021.
講演
  • 鬼窪利英 2020/7/16 中信がん薬薬連携オンライン勉強会「処方箋から見えてくる消化器癌~FOLFOXとCapeOXを中心に~」
  • 中村久美 2020/9/11 第1回松本地域薬薬連携自主勉強会「CAPOX 療法を受ける患者さんは病院でどう過ごすか?」
  • 鬼窪利英 2020/10/29 松本市薬剤師セミナー 「これからのがん化学療法における服薬指導と薬薬連携」
  • 中村久美 2020/11/8 令和2年度一般社団法人日本女性薬剤師会研修講座[薬剤師継続学習通信講座]スクーリング 長野県「抗がん剤による有害事象の緩和」
  • 伊藤隆哉 2020/12/10 Advanced Pharmacist e-Seminar in 関東甲信越 「CDEJによる全入院患者糖尿病診療管理(Hospital-Wide Diabetes Management, HDM)が手術患者に与える影響」
  • 鬼窪利英 2020/12/14 第45回長野県病院薬剤師会薬剤師専門講座「令和2年度診療報酬改訂に伴う連携充実加算について」
  • 鬼窪利英 2020/12/17 DPCマネジメント研究会 第1回実務者WEBセミナー「薬剤部マネジメント~病棟薬剤師を活かすために~」
  • 中村久美 2020/12/18 相澤病院がん薬物療法オンライン研修会 「相澤病院ホームページ活用術」
座長
  • 鬼窪利英 2020/9/28 With コロナ時代の糖尿病WEBセミナー
  • 中村久美 2020/11/6 第44回 中信がん薬薬連携WEB勉強会
  • 鬼窪利英 2020/12/19 第23回日本救急医学会中部地方会総会・学術集会 教育講演
    「オンコロジーエマージェンシーに対して薬剤師ができることを考える」