科長 小林亨
ビジョン
- 多職種協働カンファレンスを加速し、各専門職種の英知を集約させる中でオーダーメイドの再発予防支援を展開する。
- 厳重なリスク管理の下に超早期からの効果のある疾患別リハビリテーションを提供し、身体的および精神的デコンディショニングの是正と早期退院・早期社会復帰を獲得する。
- 担当するセラピストによるリハビリテーション・アウトカムにムラが出ないように、今までよりも更に一層リハプログラムの標準化を図り、定期的な見直しを掛ける。
サービス内容
対象
主に内科系病棟に入院中の各種疾患患者、および必要に応じて退院後に外来通院されている心疾患および呼吸器疾患患者
概要
- 心大血管リハビリテーション：心臓病大動脈疾患の急性期から心大血管リハビリテーションを実施、再発予防と生命予後の改善及び病態に応じた生活スタイル確立を援助する。
- 呼吸器リハビリテーション：呼吸器疾患の急性期より呼吸リハビリテーションを積極的に行い、再発予防と生命予後改善および病態に応じた生活スタイルの確立を援助する。
- 内科病棟入院患者への急性期リハビリテーション：各種内科系疾患により入院している患者に対し、身体機能の機能低下予防と改善、早期の在宅復帰のための支援を行う。
- 摂食機能療法・嚥下リハビリテーション：安全で適切な栄養摂取形態を判断し、継続的に安心して経口摂取あるいは栄養摂取が行えるように他職種とともに支援する。
- がんリハビリテーション：各種がん治療・緩和ケアにて入院されている方に対し、合併症等のリスクを考慮した心理サポートを含むリハビリテーションを提供する。
- 安全な在宅生活を送るための支援：入院加療に伴い生活障害を引き起こし、在宅復帰が困難となる可能性が高い高齢患者に対して、集中的なリハを提供するともに、訪問看護・訪問リハと緊密な連携をとることで、安全に在宅生活へ戻れるよう支援する。
- 糖尿病患者への療養指導：糖尿病療養指導にて入院している患者に対し、運動療法を中心とした指導・教育を提供する。
- 腎臓病患者への運動指導：透析予防管理指導の対象者へ適切な運動療法を中心とした指導・教育を提供している。
構成・提供体制
＜入院＞
・理学療法士10名、作業療法士5名、言語聴覚士5名
・365日体制
・１日平均理学療法士6～7名、作業療法士3～4名、言語聴覚士3～4名が出勤
・対象病棟： 3S、4S、5S（STは左記以外の病棟も兼務）
・対象診療科：循環器内科／心臓血管外科／形成外科／呼吸器内科／内分泌内科／消化器内科／化学療法科／緩和ケア科
＜外来＞
・主に急性心筋梗塞、心不全、呼吸器疾患で上記入院中リハを提供した患者で、当院で診療を継続する方の内、担当医の指示によりリハ継続が必要と認められた方を対象
・主に外来診療後に実施する包括的な心大血管・呼吸器リハビリテーションを提供
資格
理学療法士10名／作業療法士5名／言語聴覚士4名／がんのリハビリテーション研修修了6名／専門理学療法士（内部障害）1名／日本心臓リハビリテーション指導士3名／糖尿病療養指導士2名／AHA BLSヘルスケアプロバイダー 3名／NST専門療法士／日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士／3学会合同呼吸療法認定士3名
設備・機器
主要設備：５S心大血管リハビリテーション室／診察室１室／倉庫１室
主要機器：スパイロメーター１台／ドクターメドマー１台／トレッドミル１台／自転車エルゴメーター３台／セントラルモニター（心電図）×１台／移動式心電図モニター×３台／マスターステップ１台／救急カート１台／AED１台／各種歩行補助具／各種トレーニング機器
実績
2020年度実績
学術・研修
- 文沢靖．第63回日本糖尿病学会学術集会、地域中核病院に見るmetabolic factorの経年変化～2002年-2005年患者群と2016年-2019年患者群の比較～、2020年10月、web開催
