センター長  小笠原 隆行

ビジョン

少子高齢化が進む中、高齢者/若年者比は増加の一方をたどっており、高齢患者の増加に伴った医療従事者(当部門においては特に麻酔医・看護師)の増員は望めない。今後も病院が患者への十分な医療サービスを提供し続けるためには、業務改善により限られた人員で効率よくかつ安全に業務を行い、また一方で時代にあった労務管理の適正化が求められる。そのために以下の項目について前年に引き続き努力を重ねた。

  • 定時手術を時間外に持ち越さないための日勤帯の稼働率アップへの工夫。
  • 稼働率に表れないタイムロスを見いだし、各手術の短縮をはかる。
  • 限られた麻酔医を有効活用するために麻酔補助看護師制度の充実をはかる。
  • 看護師業務軽減のための器機の導入などを積極的に実施する。
  • 2019年度に行った手術材料のキット化を利用して、業務の平準化と教育の充実をはかる。
  • 技術職の技術評価を標準化し、適性や能力を適正に評価することで職員にやりがいを与え、また適材適所の人員配置をめざす。
  • 質向上・安全担保のため、専門看護師・滅菌技士資格をはじめとする資格取得や大学院制度の利用など人材育成に努力する。
  • 業務改善も含め、各部署の人員の適正化をはかり、過重労働を防止する。
  • 各部署協力のもと安全マニュアルを作成し、手術室運営の安全性を高める。

構成

センター長:1名
麻酔科:統括医長1名 医長1名 医師2名
手術看護科:科長1名 主任1名 看護師23名 准看護師3名
リカバリー室:看護師4名
手術支援職:手術アシスタント 5名 、看護アシスタント2名
手術室事務:職員2名
中央滅菌室:課長1名 職員6名

実績

2018年度 2019年度 2020年度
総手術件数 4222件 4370件 4016件