訪問リハ科の取り組み

生活期のくらしを支えるリハビリテーション

「その人らしい生活を取り戻して欲しい」
「病気や障がいがあっても、一人一人の望む暮らしの実現を目指して」

当センターは、訪問リハビリテーションを専属で担当するリハビリセラピストが総勢50名程在席しています。
病院に併設している松本センターを拠点とし、塩尻・安曇野・新村・筑北にセンターを持ち、幅広いエリアでサービスを提供しています。
当院退院後は3日以内に訪問し、切れ目のないサービスを提供することで、少しでも早く住み慣れた場所でそこでくらすべき人たちが安心して在宅生活に戻れるよう支援しています。
生活期のリハビリテーションでは、心身の機能回復・生活動作の支援のみならず、活動の幅を広げ、生きがいや役割を持って家庭や社会に積極的に参加できることを目指しています。

訪問リハビリの活動できる範囲は拡大しています。
具体的には、
・理学療法士は、バスや電車の乗降の練習をする
・作業療法士は、近くのスーパーに一緒に出掛け、買い物の練習をする
・言語聴覚士は、飲み込みがうまくできない方が安心して食事ができるように、安全な食事を一緒に作る、食べ方の練習をする
など・・・

各専門性を最大限に生かし、地域住民とともにその人のくらしを全力で支援しています。

(厚生労働省資料より)

多職種連携の強化

良質な在宅療養支援は、リハセラピストだけでは不可能です。
当センターは、訪問リハビリテーションに加え、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーション、通所リハビリテーションを有する複合型ケアシステムとして機能しています。事業所内の連携を密に取ることが利点です。
「かかりつけ医」との面談、担当者会議などの「Face to Face」の連携にも積極的に取り組んでいます。また地域の方、多職種の方から依頼を受け、生活期のリハビリテーション、介護予防等について講演活動も積極的に実施しています。

複数担当制によるスタッフ教育

当センターは複数担当制により訪問リハビリテーションサービスを提供しています。

同じ目標に向け、職種・先輩後輩の垣根を越えてコミュニケーション、ディスカッションを繰り返すことで、リハビリテーションの幅が広がり、主体的なマネジメント能力を養うことができます。

また、利用者に適したリハビリテーションが提供できているか、定期的に評価・指導を受け、自身の知識・技能のレベルアップを図ることができます。

地域在宅医療支援センター
通所リハビリテーション