リーダー 野池 輝匡
目的
患者家族の全人的苦痛(身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペイン)の緩和。
構成
リーダー
野池輝匡(緩和ケア科統括医長)
サブリーダー
塩原麻衣(看護師、がん集学治療センター看護科主任)、髙木洋明(薬剤師、薬剤センター、中央薬剤業務課主任)
マネージャー
丸山春奈(公認心理師)
メンバー
三島修(がん集学治療センター、センター長、呼吸器外科統括医長)、柳澤透(精神神経科統括医長)、田丸恒実(精神腫瘍科、非常勤医師、城西病院)、三浦篤史(薬剤師、薬剤センター、センター長)、鬼窪利英(薬剤師、薬剤センター、副センター長)、宮本理夏(公認心理師)、矢野目英樹(管理栄養士、栄養科科長)、笠原承子(管理栄養士、栄養科主任)、中村仁美(管理栄養士)、重森一葉(管理栄養士)、唐澤紗季子(作業療法士、内部疾患リハセンター主任)、徳永麻衣(理学療法士、救急リハビリテーション科)、安藤恵子(看護師、がん集学治療センター看護科科長)、佐々木紀代子(看護師、外来看護科)、岩見岳志(社会福祉士)
リンクナース
山口絵美(看護師、2S)、辻由美江(看護師、2S)、上島優子(看護師、2S)、野口 希(看護師、HCU/2C)、横川竜平(看護師、4S)、中村みゆき(看護師、4A)、宮下育子(看護師、3S)
活動内容・実績
(1)取り組み
患者と家族の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を早期にみきわめ、評価し治療、ケアに取り組んだ。
(2)成果
本年度コンサルテーションの新規依頼患者数は78例、のべ患者数は208名であった。
化学療法科、泌尿器科、消化器内科、循環器内科、外科、腎臓内科、形成外科、整形外科からの相談であった。疾患として前立腺癌、肺癌、膵癌、乳癌、大腸癌、胃癌などだった。閉塞性動脈硬化症の疼痛緩和などの非がん患者のコンサルテーションもあった。週1回(月曜日14:00~)のカンファレンスを行って、チーム内で情報共有した。STAS日本語版により、チーム介入後の有効性、効果を判定し、ケアの方向性を明確にするよう努力した。
STAS-日本語版評価 221回
減少 49(22.2%)、不変 160(72.4%)、増悪 12(5.4%)、判定不能 0(0.0%)
カンファレンスは、事前の情報収集が簡易で実効的なものとなるように、事例に関わる理由、各職種からの問題点と解決方法の提示などが行えるようなこれまでのカルテ記載の形態を踏襲した。院内への教育的関わりを行ない、医療者の緩和ケアに関する意識・知識の向上を図る目的で講演会を行った。院内周知資料として、ポスター、リーフレットの作成を行った。
(3)活動のまとめ
- 日本緩和医療学会緩和ケアチームセルフチェックプログラムへの参加実施
- 緩和ケア講演会、しんじょう医院、新城拓也先生、2019年5月23日
- 緩和ケアチーム実地研修、聖隷三方原病院、2019年12月
- 院内緩和ケアチーム周知資料の作成