室長 丑山 潔
ビジョン
- あらゆる災害から病院利用者及び職員の生命・身体の安全確保と病院の財産を守るために、トップから一般職員・委託業者に至る職員の防災意識の高揚と対応技術の向上を図り、災害時に迅速な行動ができるような教育指導をする。
- 中信地区の基幹となる災害拠点病院となるべく必要なハード・ソフト面の整備を進め、行政（市・消防・警察）、自衛隊、防災関係機関、地元住民などと連携し,各種の訓練・検証会・連絡会議の開催と参加を積極的に行う。
サービス内容
【業務遂行体制】
- 24時間（365日）
- 日勤業務（8：30～17：15）
- 夜勤病務（17：00～8：45）
- 当直業務（17：00～8：45） ※夜間緊急自動車運転士
構成・提供体制
【スタッフ構成】
- 室長 1名
- 事務職員（パート） 1名
- 救急救命士 8名
- 救急救命士（パート） 2名
【資格】
- 第三級陸上特殊無線技士 1名
- JPTECインストラクター 1名
- 特殊無線技士（無線電話乙） 1名
- 自衛消防業務課程 1名
設備・機器
【消防用設備】
自動火災報知設備R型受信機1式、P型1級受信機（345窓）1式
スプリンクラー設備（全館完備）ポンプ22kw 1基、補助散水栓 66基
不活性ガス消火設備 1基、粉末消火設備 3台、粉末・炭酸ガス消火器 270本
簡易自動消火設備 2系統、非常用電源設備4台、自家発電設備2台
連結送水管設備 5式、スプリンクラー用受水槽（生活水兼用） 160t 1基
【災害対応用備品等】
防災倉庫：1棟、エアーテント：2張、折りたたみ簡易ベッド：40台、
レスキューキャリーマット：61台、エアーストレッチャー：7台、
折りたたみ担架：36台、非常食（職員用）：3280食（8140食備蓄予定）
実績
(1)規程について
- 相澤病院事業継続計画（BCP）について見直しを実施・・11月1日更新
- 洪水時避難確保計画を制定し、松本市へ提出・・・3月1日
(2) 防火防災訓練
【院内集団災害訓練】・・・9/1（日）参加者:180名
当院として最もリスクの高い地震災害を想定した「相澤病院集団災害訓練」を「松本市総合防災訓練」の日に合わせて行い、松本市及び松本市医師会・地域医療関係機関との連携を深め、策定した相澤病院事業継続計画（BCP）の行動計画等の検証を行い、改善に向けての課題抽出が出来た。
- 想定:震度6強、平日の早朝
- 被災患者受入・新部門の開設訓練、東病院・市・医師会との連携訓練
【部署別消防訓練】・・・5/22～1/29、54部署・8委託業者、1,511名（参加率:95.8％）
- 部署の現場に於いて、部署勤務者を中心に「相澤病院火災発生時の現場対応手順」に基づき実施をし、初期行動の検証により個々の意識と技術の向上がみられました。
また、手順の見直しが出来ました。 - 訓練参加率は、昨年度の97％から95.8％に下がってしまった。
診療部の参加率が50％だったので来年度は方法を模索して実施する。
【総合消防訓練】・・・11/16（土）、参加者: 97名）
- 今年度は地下１階からの火災発生を想定して、排煙状態の悪い階での初期消火及び避難誘導について検証を行うとともに出火階上階（地上１階）における患者、来院者の避難誘導の検証も合わせて行いました。
(3) 防火防災教育
【防火学習ｅ－ラーニング】
- 相澤病院の「火災発生時の現場対応手順」の習得率を検証し、教育及び訓練指導に反映するため実施した。
- 1回目・・5/15～7/1 対象人数：1,775名 受講率99.5％
- 2回目・・2/ 10～3/10 対象人数：1,807名 受講率99.8％
- 平均習得率（全体正解率）は、昨年度94％から85.2％と下がりました。
昨年および1回目、2回目と設問を変更したため比較対象にはならないが、設問内容で正解率が低い内容は以下の通りとなる。 - 駆け付けるときの適切な行動
- 一次避難場所での適切な行動
- 初期消火に関する行動
- キャリーマット等の取扱い行動
上記内容については、次年度での教育及び訓練で改善をはかる。
【新入・中途職員集合】
- 新入（4月）、中途（8、12、3月）、ドクターズガイダンス（4、11月）
- 慈泉会における防火防災に関する基礎知識と基礎技術を習得させることが出来た。
