統括医長 北澤和夫
ビジョン
急性期中核病院として期待される医療と包括的脳卒中センターとしての役割を果たすため、遠隔医療を含む高度脳卒中医療提供体制を整備する。
具体的には、遠隔画像診断システムを導入し運用する病院間連携を行う。
そのために、
- 情報システム部と遠隔画像診断システムの運用を継続する。
- このシステムを運用し、新たな導入に向け現在連携している病院との連携会議を実施する。
- 脳神経外科、脳神経内科、血管内治療ｾﾝﾀｰの合同の課題として遠隔画像診断システムの有効かつ高率的な運用を目指す。
サービス内容
- 脳神経外科外来：月曜から金曜の平日
- 特殊／専門外来：頭痛外来、脳動脈瘤外来、脳卒中外来
- 救急対応 24時間365日 脳卒中、神経救急疾患への対応
- 手術、血管内治療
- 回復期リハビリテーション
提供体制
- 脳神経外科外来：月曜から金曜の平日、新患・再診の２診体制
- 救急対応 24時間365日 脳卒中、神経救急疾患への対応
- 外科的治療： 開頭手術、神経内視鏡手術、脳血管内治療
スタッフ構成
脳神経外科：4名
（資格）
- 脳神経外科 専門医 3名、非専門医 1名
- 脳卒中専門医 2名
- 救急専門医 1名
- リハビリテーション臨床認定医1名
- 高気圧酸素治療専門医 1名
主要設備・機器
- SCU病棟、5B病棟、回復期リハビリテーション病棟（2014年6月〜）
- 手術用顕微鏡 2台
- 神経内視鏡 2台
- 術中ナビゲーションシステム 1台
- 定位脳手術用頭部固定フレーム 1セット
実績
手術実績
| 疾患別 | 手術 | 件数 | ||
| 2017年 | 2018年 | 2019年 | ||
| 脳腫瘍 | 開頭摘出術 | 29 | 23 | 36 |
| 血管内治療 | 1 | 1 | 5 | |
| 脳血管障害 | ||||
| クモ膜下出血 | 開頭動脈瘤クリッピング術 | 21 | 12 | 14 |
| 血管内コイル塞栓術 | 9 | 11 | 9 | |
| 未破裂脳動脈瘤 | 開頭動脈瘤クリッピング術 | 15 | 22 | 20 |
| 血管内コイル塞栓術 | 11 | 13 | 17 | |
| 脳動静脈奇形 | 開頭脳動静脈奇形摘出術 | 0 | 3 | 1 |
| 脳出血 | 開頭脳内血腫除去術 | 8 | 15 | 20 |
| 脳梗塞 | バイパス術 | 4 | 7 | 6 |
| 急性期血管内再開通療法 | 29 | 27 | 35 | |
| 血管内ステント留置術 | 15 | 13 | 16 | |
| 頭部外傷 | ||||
| 急性硬膜下血腫 | 開頭血腫除去術 | 10 | 4 | 9 |
| 慢性硬膜下血腫 | 穿頭血腫除去術 | 74 | 62 | 61 |
| 機能的脳手術 | 脳深部刺激電極留置術 | 9 | 7 | 9 |
| 定位的破壊術 | 2 | 0 | 0 | |
| その他 | 70 | 52 | 63 | |
| 計 | 307 | 272 | 321 | |
学術・研修
千葉晃裕、八子武裕、堤圭治、四方聖二、北澤和夫、小林茂昭:
出血発症した視床capillary telangiectasiaを内視鏡的に摘出しえた1例.
相澤病院医学雑誌17：43-47, 2019
（学会発表）
- 北澤和夫、八子 武裕、佐藤 大輔、千葉晃裕、西川明宏、小林茂昭
「頚部クリッピング術後の破裂大型左内頚動脈瘤不完全閉塞に対して徒手頚動脈圧迫が有効であった1例」、
第49回日本脳卒中の外科学会学術集会 2019年3月22日 横浜市
- 八子武裕、千葉晃裕、北澤和夫、小林茂昭、
破裂内頚動脈前壁・血豆状瘤の外科治療成績、
第49回日本脳卒中の外科学会学術集会 2019年3月21日 横浜市
- 窪田雄樹、千葉晃裕、西川明宏、 佐藤大輔、北澤和夫、小林茂昭:
開頭時に破裂した未破裂de novo 中大脳動脈瘤の1例.
第124回信州脳外科集談会 松本6.29, 2019
- 窪田雄樹、舩戸公平、荻原直樹、 佐藤大輔、北澤和夫、小林茂昭:
悪性神経膠腫との鑑別が困難であったトキソプラズマ脳症の1例.
第125回信州脳外科集談会 長野12.7, 2019
- 千葉晃裕、宮入洋祐、重田裕明:
低出生体重児脳出血後水頭症に合併した孤立性第四脳室に対する内視鏡治療 ～症例報告～.
第125回信州脳神経外科集談会 長野12.7, 2019
