課長 佐々木 志保

ビジョン

 診療報酬・各種関係法令の知識を有する専門部署として、健康保険法等の各種関係法令及び規程、保険医療機関及び保険医療養担当規則(療養担当規則)を遵守した診療報酬(収入)を確保するためのガバナンスをきかせる。
施設基準要件、算定要件を把握し、当院の現状の運用ならびに算定が適正に行われているかを評価し、適時調査、今後の指導に耐えることのできる体制を創る。

サービス内容

【施設基準管理業務】

  • 療養担当規則に則った届出医療の新規・変更・取下げの申請
  • 療養担当規則に則った届出医療の定例報告
  • 翌年度酸素価格の届出
  • 届出医療管理チェック表の関係部署への配信、収集、処理
  • 療養担当規則に定められた掲示義務内容の統括管理
  • 施設基準と算定要件との整合性(人員要件、資格、設備、実績要件等)の月毎の実績要件のモニタリングの実施・報告
  • 施設基準要件のリスク評価
  • リスク評価結果に基づくリスク回避策の検討・実施

【指導・監査対応業務】

  • 厚生労働省による指導・監査への対応
  • 改善が必要な項目の改善提案、改善報告書の作成

【診療録記載の適正化】

  • 算定要件に則った診療録記載のモニタリング
  • 診療録記載の問題点を保険診療管理会議で審議、改善依頼

【規程・手順等の整備】

  • 保険診療に関わる規程・手順の整備・管理
  • 診療報酬改定に係る規程・手順の整備・管理
  • 増収を目的とした新規項目の仕組み(運用・診療録記載)を創る。

【運営指標:医事算定モニター指標】

  • 医事算定モニター指標に掲載する算定項目の抽出
  • 算定数のモニタリング、医事算定モニター指標掲載
  • 増収を目的とした改善案の策定

【職員教育】

  • 保険診療に係わる職員教育

【未収金管理】
(入金処理)

  • 医事管理課管理の案件の入金確認
  • 振込対応の入院医療費の入金処理

(未収金対応)

  • 弁護士事務所との折衝
  • 債権回収会社への委託
  • 松本少年刑務所との交渉

(医療費管理)

  • 未収金患者(弁護士事務所取扱案件)との折衝
  • 回収困難未収金、査定差額金の損金処理
  • 医療費後払い(MEX)運用の調整
  • 医療費支払通知、未収金管理簿の院内統一書式管理
  • 再計算請求金、返金の院内統一基準の作成

【DPC医療機関別係数の管理】

  • 機能評価係数に係る項目のモニタリング
  • モニタリング結果を基に係数向上に向けた改善案を立案し医業収入戦略会議、保険診療管理会議に提言する。
  • 機能評価係数に係る運営への指示

構成・提供体制

課長1名、主任1名、スタッフ1名

<資格>
医療経営士:1名
診療情報管理士:2名
医療事務技能審査試験2級(メディカルクラーク2級):2名
院内がん登録実務初級者:1名
ドクターズクラーク:1名

設備・機器

事務室 1室

実績

1.診療録モニタリング

2018年度:21項目(運営指標モニタリング含む)
2019年度:22項目

2.施設基準届出

【施設基準の届出状況】

 2019年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
基本診療料 11 5 4 15 10 7 11 4 5 14 4 7
特掲診療料 16 7 5 38 11 18 16 10 15 30 7 11
その他項目 0 2 0 0 2 0 0 2 0 3 5 0
届出辞退 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
 2020年 1月 2月 3月
基本診療料 6 6 5
特掲診療料 16 7 2
その他項目 0 2 0
届出辞退 0 0 0

  

3.施設基準に係る適時調査

  • 実施日:2019年9月10日(火)

調査項目:看護関係 一般事項調査書(標榜・掲示事項・保険医の届出等)
医療従事者の負担の軽減及び処遇の改善
基本診療料 29項目  特掲診療料 26項目

4.保険医療機関の届出

  • 保険医療機関届出事項変更に係る届出

5.保険診療に係る院内研修
【2019年度】

  • 保険診療に関するe-ラーニング 8月
  • 保険診療に関する講習会 全16回
  • 医師対象保険診療に関する講習会 全4回

6.未収金管理業務

  • 回収困難未収金の損金処理
  • 分割支払い対応
  • 未収金の外部委託業務(ライズ綜合法律事務所)
  • 弁護士対応案件の委託業務(久保田法律事務所)
  • 患者負担金に係る規程、手順の作成、施行
  • 再計算請求、返金状況分析 報告
2019年度 年報