科長 中村 惠子

ビジョン

  1. チーム医療としての各層のマネジメントが同方向のベクトルに向かう救命救急センターになる。
  2. 病院前救急システムの再構築を行う。

サービス内容

24時間365日、北米型ERのスタイルを取り、一次から三次までの救急患者を受け入れ、年間ウォークイン患者は約30000人、救急車7000台・ヘリ140機の受け入れを行っている。
松本二次医療圏の二次救急輪番制も対応し、月曜・水曜・金曜・第2日曜・第4、5土曜当番対応を実施している。

「依頼に対して100%受け入れ、断らない。」ことが救命救急センターとしての使命

  1. 通常の診療時間外の傷病者及び緊急的に医療を必要とする傷病者。
  2. 発症が通常の診療時間外であればすべて救急患者とする。
  3. 通常の診療時間内であっても、発症後間もない又は経過の速い変化・及び急激な変化を伴う傷病者は救急患者とする(紹介患者も同様)。
  4. 帰宅または入院するまでの間、安全に安心できるよう処置・対応を実施する。

構成・提供体制

【構成】

  1. 看護科長1名/看護科主任1名/看護師28名(内 パート8名):2交替制勤務
    ・日勤:8:30~17:15  ・夜勤:17:00~8:45  ・遅番:12:30~21:10
  2. 救急救命士13名 (内パート3名):2交代制勤務
    ・日勤:8:30~17:10  ・夜勤:17:00~8:45  ・遅番:12:30~21:10
  3. 看護アシスタント5名
    ・日勤:8:30~17:10 ・遅番:11:00~19:40

【提供体制】

  1. ウォークイン患者トリアージ緊急度判別
  2. 軽症者から重症者、内因性・外因性全ての来院患者の初期対応と処置・治療介助
  3. 緊急手術・心臓血管内カテーテル・内視鏡治療入室までの対応
  4. モービルER・ドクターカーによる院外救急患者対応
  5. ウォークイン・救急車・ヘリコプター等受診方法を特定しない受け入れと対応
  6. 来院から帰宅、来院から入院までの患者・家族対応

<資格>

救急認定看護師1名、感染制御実践看護師(厚労省)1名、
日本DMAT6名、長野県DMAT4名、
AHA-BLSプロバイダー26名・インストラクター1名・コースディレクター1名、
AHA-ACLSプロバイダー9名、ICLSプロバイダー7名・インストラクター2名、
AHA-PALSプロバイダー4名、JPTECプロバイダー12名・インストラクター3名、
JNTECプロバイダー8名、インストラクター1名、BTLSプロバイダー5名、
JTASプロバイダー22名、インストラクター1名、BLSOプロバイダー1名、
ウィルダネスWAFA1名、PEEK1名、MCLS1名、感染制御養成講習会終了1名、
トリアージナース育成研修会日本救急看護学会トリアージナース認定3名、
一般緊急自動車運転技能者過程修了6名.

設備・機器

【設備】

外部換気室1室、赤部屋5部屋(外部換気可能部屋1室)、黄部屋4部屋、緑部屋1部屋(10名)、診察室6室、カンファレンス室2室、DU室1室、リネン室1室、トリアージ室1室、モービルER1台(DMAT)、ドクターカー1台、患者搬送車1台、トリアージルーム(救急初療室)

【機器】

超音波診断装置2台、心電計2台、AED 1台、DC 2台、救急カート3台(1台小児用カート)、血圧測定器(血圧計)2台、ポータブルサチュレーション5台、自動血圧計6台、アネロイド血圧計1台、CO携帯モニター1台、CO2携帯モニター1台、携帯用気管支ファイバー2台、リテラ(薬剤管理装置)2台、携帯用超音波診断装置1台、血ガス機器 1台、人工呼吸器サーボI 1台、レベル1 1台、耳鼻用ヘッドライト 1台、バイポーラ1台、穿頭用バイポーラ1台、サーモガード(体温コントロール機器)

実績

救命救急センター部門参照

学術・研修

<学会発表>

小松千恵美.救命救急センターにおけるコミュニケーションツールの重要性-聴覚障害者の山岳遭難を通じて-.
第69回 日本病院学会.2019年8月1日.札幌市

藤井静香.適正な手指衛生実施における効果的なモニタリング方法の取り組み.
第69回 日本病院学会.2019年8月1日.札幌市

内堀貴之:当院のプレホスピタル活動
長野県救命士研究会、2019年6月8日、飯田市立病院

<出前講座>

齋藤雅樹:こんな時どうする?
第2地区日赤奉仕団主催出前講座,2019年2月21日,島立公民館

2019年度 年報