社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院(所在地:松本市本庄2-5-1、院長:田内克典、以下「相澤病院」)では、早期乳がんに対するラジオ波焼灼療法(Radiofrequency ablation therapy : 以下「RFA」)を11月28日に行いました。保険診療下での実施は、長野県で初となります。

RFAは、乳房を切除せず、がんのしこりに細い特殊な電極針を刺して通電し、がんのしこりとその周辺の組織を加熱し、がん細胞を死滅させる治療法です。2004年に肝がん治療に初めて保険適用され、2022年に肺がん、腎がん、悪性骨軟部腫瘍、類骨骨腫(良性)と適応が拡大されてきました。「腫瘍径1.5㎝以下、腋窩リンパ節転移および遠隔転移を認めない限局性早期乳がん」など、一部の早期乳がんに対しては、2023年12月に保険適用となりました。

RFAの主なメリット

・乳房を切らないため、出血が少なく、傷跡が残りにくい。
・乳房を切除する精神的ショックがない。
・手術よりも入院期間と手術時間が短い。

手術 RFA
入院期間 術後2~4日 術後2日
手術時間 約2時間 約1時間

※相澤病院の場合

相澤病院は、RFAを実施できる施設として、日本乳癌学会から認定を受けています。また、長野県では唯一、同学会が認定するRFA術者が在籍している病院です(11月14日現在)。

相澤病院は今後も、こうした低侵襲手術によって、患者さんの負担軽減を進め、地域のがん医療に寄与して参ります。

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社会医療法人財団 慈泉会 広報企画室 高田
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