相澤居宅介護支援事業所しおじりです。
10月26、27日に「第18回日本介護支援専門員協会全国大会inながの」(長野市ホクト文化ホール)に参加してきました。
今回もさまざまな学びがあり、ワークサポートケアマネジャー(介護問題を抱えた社員が仕事と介護を両立できるようサポートする専門職)や、もともと諏訪日赤にいらっしゃった奥 知久医師(一般社団法人 地域包括ケア研究所 カタリスト 医療法人ぼちぼち会 おく内科在宅クリニック)による講演も興味深く、介護支援専門員としても地域の医師との連携の重要性と、こういうかかりつけ医に診てもらいたいと感じるようなお話が伺えました。
日本中の介護支援専門員の取り組みなどを知ることができる分科会の中でも、地域共生社会というテーマで「空き家対策を行政と介護支援事業所が連携して関わった事例」や、「地域のニーズを把握するアンケートを取ると食に対する不安が大きいという結果から、地域食堂(こども食堂の地域版)」、「軽度認知症の方の活動する場を地域の専門病院と、地元スーパーで連携し、働く場や地域貢献する場を提供する」といった興味深い事例を知ることができました。
分科会の助言者を務められた松本大学松商短期大学の廣瀬 豊准教授から、地域や共生社会に関わる出発点は個別ケースのマネジメントであり、介護支援専門員が関わっていくことで5、10年後に課題解決に向けた動きに繋がる可能性があるというお話が印象的でした。